2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
極地研究を入口にして、宇宙とか、さらには基礎科学の分野でも研究人材が活躍をしていく、そんな将来を期待していくことを強く求めて、質問を終わります。
極地研究を入口にして、宇宙とか、さらには基礎科学の分野でも研究人材が活躍をしていく、そんな将来を期待していくことを強く求めて、質問を終わります。
○参考人(榎本浩之君) 御質問いただいた件に関しては、科学という、私、科学分野ですので、極地研究の特徴を踏まえながら御説明したいと思います。 日本の科学技術、北極の中でどういう役割を果たせるか、ACですとかいろいろな、各国が競って、中国、ロシア、米国、いろんなプロジェクト、EUとかありますけど、その中で日本の特に特徴、特質をちょっと御説明したいと思います。
極地研究と大学での講座についてということなんですが、直接私の所属するところではそういう、私のゼミを除けば、北極学とか極地に関するこういう国際政治に特化した講義は置いていません。置いてあるところはあるかもしれません、例えば理系の分野とか又は極地に関して専門的にやっているところ。ある種非常にローカルなところであり、学生によって関心が今多様な中で、ここのところだけというのはないんですね。
池島先生にお伺いしたいんですけれども、先生、授業で、こういう極地研究というんですか、これ、どんな形で学生に、まあ大学生持たれている、あるいは大学院生持たれているというのはありますけれども、そういった講座がありますんでしょうかということで、もしあるんでしたら、やっぱりそういった講座を、どう活用すると言ったら変ですけれども、その辺ちょっと教えていただけたらと思います。
例えば、日本人でありますが、アラスカ大学で名誉教授をしておられます赤祖父俊一さん、この方は非常に国際的に有名な方で、特に極地研究の面で世界を代表される方なのでありますが、この方がいろいろなことを検証する中では、温室効果ガスによる温暖化効果はせいぜい二五%程度にとどまるのである、こういうことを言っているんですね。
最後に、国立大学の共同利用機関として極地研究所を設けていきたいと思いますことは、長年の南極観測の体制、いよいよ恒常的な観測体制を整備したいということでございまして、しかもこれらは各大学、日本の特定の大学ということでなくて、全研究者の極地研究の中心になるべきものということから、独立した共同利用研究所という形をとりたい、筑波の地につくっていただいております高エネルギー物理学研究所と同じような意味合いにおきまして
今度、国立科学博物館の中に付属機関として極地研究センターが設置される。これでまとまるんじゃないか、このように思っておりますけれども、そうしますと、この以前にも、極地観測の資料が相当あると思うんですけれども、そういうものはいままでどこに置かれていたんですか。
ふだん隊員は局員あるいは所員として極地研究を行い、集めた資料の整理や展示をする、というものであります。これに対して南極本部側では、行政上、予算上の問題もございましょうが、全然問題にしておられないのではないかと思うわけでございます。現に南極本部の副本部長であられます稲田次官は、日本は南極に領土的野心を持っていないから、本観測までやれば十分だ。だから恒久的な組織など作る必要はない。